S-OS"SWORD"とは
これは、昔、Oh!X (Oh!MZ) という、シャープ系パソコンのための雑誌で
扱われていた、「全機種共通システム」です。簡単に言えば、Z80マシンの
ための共通OSです。
X68000版について
X68000は、CPUに68000を用いており、Z80の機械語をそのまま実行することは
できません。従って、Z80の機械語を68000に解釈させるための、エミュレータ
を作成しました。また、S-OSの全てのサブルーチンを、68000のネイティブコード
で記述することにより、高速化を図っています。1つ1つのファンクションコール
を、未定義命令(ED00, ED01, ...)に割り当ててあります。
さらに、X1のグラフィックVRAMをエミュレートし、「MAGIC」という
グラフィックパッケージを動作させることができます。
加えて、X68000版はデバッガを内蔵しています。このデバッガは68000の
コードで書かれており、Z80の狭いアドレス空間を占有しません。そして、
S-OSでは画面を25行しか使用しないところ、X68000では32行表示できるので、
空いたスペースに現在のレジスタの内容や実行中の命令の逆アセンブルを
表示しながら、プログラムを実行できたりします。本当はアセンブラまで
内蔵しようとおもったのですが、面倒になってやめました。
X68000のフロッピーディスクドライブでは、2Dのディスケットが読めません。
従って、Human68kのファイルシステム上に、S-OSフォーマットのディスク
イメージを作成し、これを操作します。S-OSディスクイメージファイルの
作成には、SF.X というコマンドを用います。
Oh!X掲載について
これを作っている最中、別の方が作られた X68000用S-OS が、Oh!Xに掲載
されました(1990年6月)。ただ、これは私が目指していた物とは方向性が
違ったため、私はさらに開発を続けることにしました。そして完成した
ものを「改良版」ということにして、投稿したら載りました(1992年6月).
「改良版」としましたが実際は全く別物です。
メンテナンスについて
メンテナンスはしておりません。理由は、時間が無いのと、私が68000のアセンブラを
忘れてしまったからです。申し訳ありません。
但し、感想やバグレポートは歓迎します。
a-ueda@japan-net.or.jp に、メールを下さい。
ダウンロード(ソース込)
その他のオリジナルOSへのリンク
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80186以上のDOSマシンを対象とした,高機能リアルタイムオペレーティングシステム
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