上田篤史、O正雄 作曲集

演奏...上田篤史 使用機種:テクニクス・オルガン(テクニトーン) SX-G7
演奏時期...1985-87

(使用楽器の解説)

SX-G7は、13年前の電子オルガンである。 電子楽器に世界で初めてPCM技術を採用したのは松下電気であり、 本機はその2代目である。
機能的には、曲を弾いて記憶する事が出来たので、ゆっくり弾いて速く再生 ということができた。ただし、あとから修正はできない。 曲はフロッピーディスクに収める事が出来る。 2HDでも2DDでも2Dでもなく、1Sである。

曲目の解説

  1. calm (上田作曲,1986)

    (解説)
     曲の雰囲気からcalmと名付けた。

  2. No,it isn't(上田作曲,1985)

    (解説)
     英語のヒアリングテープの中で、"No,it isn't"が"ノーイレズン"と 聞こえた事からこの曲が生まれた。
    「今週の歌」として、クラスで朝、一週間歌ったこともある。

    (歌詞)
    ノーイレズン ノーイレズン ノーイレズン
    ノーイレズン ノーイレズン ノーイレズン
    Is this a pen ?ノーイレズン
    Is this a pen ?ノーイレズン
    Is this a pen ?ノーイレズン
    ノーイレズン ノーイレズン ノーイレノーイレノーイレズン
    No,it isn'tをテープで聞くと ノーイレズンに聞こえるよー
    No,it isn'tをテープで聞くと ノーイレズンに聞こえるよー
    ノーイレズン ノーイレズン ノーイレズン
    ノーイレズン ノーイレズン ノーイレズン
    Is this a pen ?ノーイレズン
    Is this a pen ?ノーイレズン
    Is this a pen ?ノーイレズン
    ノーイレズン ノーイレズン
    ノーイレズン ノーイレズン
    ノーイレズン ノーイレズン
    ノーイレノーイレノーイレズン

  3. 草のはっぱ木のはっぱ (上田作曲,1978-1980)

    (解説)
    「草のはっぱ木のはっぱ」(1978年)と、「パンダちゃん」(1980年)を合体。

    (歌詞)
    草の葉っぱ木の葉っぱ 草の葉っぱ木の葉っぱ みんなそろって木の葉っぱ
    草の根っこ木の根っこ 草の根っこ木の根っこ みんなそろって木の根っこ
    パンダちゃん パンダちゃん どうしてこうなるの
    パンダちゃん パンダちゃん どうしてこうなるの
    草の植木 木の植木 草の植木 木の植木 みんなそろって木の植木

  4. パソコンはレベル3(上田作曲,1985)

    作曲者が使用していたパソコンを題材とした曲である。

    (歌詞)
    パソコンはレベル3 パソコンはレベル3

  5. パソコンはレベル3(Big band version)

    (歌詞) パソコンはレベル3 パソコンはレベル3

  6. プリズム(1980)

    クリスマス・プレゼントとしてプリズムを貰った。そのときに生まれたのが この曲である。

    (歌詞)
    プリズム プリズム プリズム プリズム
    プリズム プリズム プリズム プリズム

  7. What are you doing? (上田作曲,1986)

    (歌詞)
    What are you doing now? What are you doing?
    I am playing rarara personal computer.
    Is personal computer difficult?
    No,it isn't(ノーイレズン) It's very easy.
    What are you doing now? What are you doing?
    I am playing rarara personal computer.

  8. すがすがしい心 (上田作曲,1986)

    (解説)
    ソニー主催の「テープ大賞」に応募し、優勝してオーディオをもらう事を目的として 作曲。支離滅裂な歌詞が魅力的である。最終的には男声2重唱+ピアノ伴奏 +電子オルガンという構成になり、曲も拡張されたが、テープ、楽譜共に紛失。 (歌詞)
    ああ すがすがしい心は素晴らしい
    いま世界はとっても深刻だ
    この世に平和が来ればみんなには 
    喜びがあふれ 楽しい暮らし
    ああすがすがしい心は素晴らしい
    この地球にに楽しい世界を

  9. Beautiful (上田作曲,1986)

    (解説)
    Nという人間がY先生というひとに惚れていたとされることから作曲した。

    (歌詞)
    Nはいつもbeautiful Nはいつもbeautiful Nの頭の中はいつもbeautiful Nはいつもbeautiful Nはいつもbeautiful Nの頭の中はいつもbeautiful Y先生がくると 急にまじめな顔をして Y先生はいつもNを無視するよ Nはいつもbeautiful Nはいつもbeautiful Nの頭の中はいつもbeautiful Nの頭の中はいつもbeautiful

  10. 草の葉っぱ木の葉っぱ パート2 (1985)

    (解説)
    「草の葉っぱ木の葉っぱ」のアレンジバージョン.

  11. パソコンはS1(O作曲)

    (解説)
    もともとは、「S(人名)やっぱり馬鹿」という曲だったが、のちに 「パソコンはS1」に変わる。Oの作品中、最も完成度が高い。 OはS1を持っていたわけではなく、上田の「S1が欲しい」という 当時の口癖が反映された形となっている。

    (歌詞(旧))
    S(人名)やっぱりS(人名)やっぱりS(人名)やっぱり馬鹿
    S(人名)やっぱりS(人名)やっぱりS(人名)やっぱり馬鹿

    (歌詞(新))
    パソコンやっぱりパソコンやっぱりパソコンやっぱり 日立
    パソコンやっぱりパソコンやっぱりパソコンやっぱり S1

  12. 未完成(O作曲)

    (解説)
    もともと、「はっぱ64」という未完成の曲があり、上田が最後の 数小節を加えたことから、シューベルトの「未完成交響曲」にちなんで、 「未完成」と名付けられた。

    (歌詞)
    はっぱはっぱ64 はっぱはっぱ64
    はっぱはっぱ64 はっぱはっぱ64
    木の根に 葉っぱが6枚 4枚 3枚 .....

  13. 君は誰

    (解説)
    ノーマルバージョンとアレンジバージョンがあり、ノーマルバージョンの演奏は紛失。

    (歌詞)
    君は誰 君は誰 君は誰
    君は誰 君は誰 君は誰
    ある年の夏に 海辺に行けば 
    一本の木に 黒い影
    君は誰 君は誰 君は誰
    君は誰 君は誰 君は誰

  14. 僕らの人生 暗いのだ(O作曲,1985)

    (解説)
    我々の班の女子が凶暴であったことからこの曲が作曲された。 「今週の歌」として、クラスで朝、一週間歌った。

    (歌詞)
    僕らの人生暗いのだ いつになったら平和がくるか
    いつも女子に殴られて 体がもたない 僕らなのだ
    だけど家に 帰ったとき とっても平和な一日なのだ
    だけど楽しみは そこまでだ あくる日の給食の時間には
    無理矢理押しつけて 殴ってけっとばし 体が持たない僕らなのだ
    掃除の時間には 女子はさぼって 注意をすれば うるせえと殴る

  15. のどがいたいよ(上田、O作曲)

    (解説)
    Oは、夏休みの「一人一研究」の題材として、「作曲」を選んだ。 しかし、最初の3小節で行き詰まり、残りは上田が作曲した。 それが、クラスの代表作に選ばれてしまい、全校の前で発表された。
    曲全体から、やる気の無さがにじみでている。

  16. 作者、題名不明 (恐らく上田、O作曲)

    (解説)
    曲全体から、やる気の無さがにじみでている。

  17. The random sound special

    (解説)
    ある日、テクニトーンの電源を入れたら、このようなコード、リズムが記憶 されていた。人間が作ったとも思えず、かといってただのゴミデータとしては コード進行もまともなので、残した。

  18. 題名不明(M作詞、上田作曲,1987)

    (解説)
    K中学校で最も恐れられていた女からの作曲の依頼があり、しかたなく作曲。 歌詞は2番まであり、1番と2番とが全く違う文字数であったが面倒なので 合わないと分かっていながら受験期でもあり面倒だったので1番と2番を 同じ旋律にして渡した。後で殺されるのではないかとおびえる毎日が続いたが、 特に何もなかった。

    (歌詞(一部))
    .....
    叫んでもだめね、遠すぎて聞こえないから、.....
    .....

  19. I like BACH (上田作、1987)

    (解説)
    I like Chopin という曲があるという話を聞き、それではI like Bachを 作ってみようと思い作曲。いかにも強引に作ったという不自然な曲であるが、 上田の作品中最も長い。
    特に,速いところはただ適当に弾いているだけで、不自然極まりない。 この頃は音楽の趣味はバッハのオルガン音楽に移ってきており、作曲は これで最後となる。

  20. (番外)

    バイク伝説

    (解説)
    当時不良少年だった人が作った曲である。
    ギターの音でという条件で演奏を頼まれ、何も知らない上田はアコースティック ギターの音で主旋律を弾いて、渡した。しかし、ギターというのはエレキギター だと怒られた。

    (歌詞(一部))
    一年前の暑い夜、........
    スピードオーバー 鋭いカーブ ....
    .....

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